2019-10

2019☆Brand new Movies

「search/サーチ」<8点>

<<ネタバレあり>> 公開時から話題で、劇場で観たかった映画の一つだったが、スクリーンで観られなかったことはむしろラッキーだったかもしれない。 多くの場合、この表現は映画が“面白くなかった”ことを意味するが、この映画は違う。 文句なしに“面…more
2019☆Brand new Movies

「女王陛下のお気に入り」<9点>

絢爛豪華なイングランドの王室を舞台にしつつも、べっとりと全身に塗りたくられた“何か”の臭いが漂ってくるようだった。 その臭いの正体は、汚物交じりの泥なのか、吐しゃ物なのか、生臭い体液なのか、それとも嫉妬と愛憎に塗れた“怨念”なのか。 いずれ…more
2019☆Brand new Movies

「ハンターキラー 潜航せよ」<7点>

昔、ある高校の同級生に好きな映画のジャンルを聞くと、「原子力潜水艦モノ」とピンポイントな返答が返ってきた。こちらとしては、“アクション映画”だとか、“ホラー映画”だとかの大別したジャンルを聞いたつもりだったので、一笑に付してしまったが、今思…more
2019☆Brand new Movies

「マスカレード・ホテル」<3点>

オープニング、チープなCGによるホテルの外観から、狭いエントランスを通り抜け、やけに古くさくゴージャスなロビーを映しこみつつ、フロントに辿り着く。 その一連の描写を見て、“「有頂天ホテル」みたいだな”と半笑いで思った観客は少なくないだろう。…more
2019☆Brand new Movies

「藁の楯」<8点>

休日の午後、昼寝明けの映画鑑賞は至福だ。 ただ、そういうタイミングで観るに相応しい作品選びには、なかなかのバランス感覚を要する。 自由になっている残り時間を考慮して、あまり重々しすぎず、期待値もそれほど高くはない映画を気軽に観たい。でもだか…more
久々鑑賞☆おヒサシネマ!

おヒサシネマ!「ダークナイト」

ヒース・レジャーが「体現」する“ジョーカー”という男のおぞましさがやはり凄い。 結果的に、本作のジョーカーは絶命しない。 それはきっと、クリストファー・ノーランをはじめ、この映画に携わったクリエイターたちが、またこの「体現」を見てみたかった…more
2019☆Brand new Movies

「ジョン・ウィック:パラベラム」<7点>

本作の撮影中に公開されたキアヌ・リーヴスが射撃トレーニングに勤しむ映像を観たとき、「相変わらずこの人は“ガチ”だな」とほくそ笑んだことを思い出す。本作を鑑賞後に、再びその映像をYouTubeで観て、トレーニング後に散乱しているのだろう大量の…more
2019☆Brand new Movies

「蜜蜂と遠雷」<7点>

「才能」を持つ者と持たざる者、その境界を描いた話が好きだ。 無論、私自身には特別な才能などなくて、「天才」なんて存在はあまりにも縁遠いものだけれど、物語を通じて、彼らが辿り着く境地に触れ、その視界の一端を垣間見れたとき、何とも芳醇な気持ちに…more
2019☆Brand new Movies

「ジョーカー」<10点>

少し日にちを空けて、2度劇場鑑賞した。或る疑心を解消するためだ。 即ちそれは、この映画の主人公が放った“ジョーク”の真意とは何だったのかということ。 何が真実で、何が虚構なのか。そもそも真実と虚構の境界など存在しなかったのか。 初回鑑賞後、…more
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「キング・オブ・コメディ」<9点>

男がようやくたどり着いた“檜舞台”の直接的な描写を、この映画は一旦すっ飛ばす。 「え、ここを見せないのか」と一寸大いに不満に思ってしまったが、それも含めて巨匠と名優の手腕に踊らされていたようだ。 常軌を逸した行動を繰り広げる男が、コメディア…more
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