2014-09
「欲望の翼」<7点>
レスリー・チャンが危うく、罪深い。 この俳優が自ら命を絶ってから10年が過ぎ、初めて観たこの映画で彼が演じた“ヨディ”という男と、彼自身に対して、まったく同じようにそう思う。 ウォン・カーウァイ×レスリー・チャンの組み合わせ思い出されるのは…more
微糖と尾灯
観覧車
「崖っぷちの男」<7点>
「え?え?何するの?何するのーッ!?」てな感じの主人公のクライマックスでの“アクション”で、この映画のリアリティーラインは確定される。 そのライン設定は想定外ではあったが、それならそれで楽しい映画だったと言えよう。 同時期に公開された「ザ・…more
「殺人の告白」<6点>
この韓国映画のタイトルとイントロダクションからどうしても想像してしまうのは、名匠ポン・ジュノの「殺人の追憶」。 かの傑作並みのクオリティーをそのまま期待することは無謀だろうが、連続殺人事件の真犯人と追っていくというプロットも類似しており、同…more
過剰包装?
こども館
父4+子5
「清須会議」<5点>
ここ数年の“彼”の作品に対しては殆どすべてに共通して感じることだが、この小心者の劇作家は忙し過ぎるのだ。 数年前に原作小説が書店に並んだ時の期待感はよく覚えている。 三谷幸喜が描く時代劇、それも“会議もの”。「12人の優しい日本人」をはじめ…more