2004-02

2004☆Brand new Movies

「竜馬暗殺」

古めかしいモノクロームの映像世界に幕末の英雄、坂本竜馬の最期の生き様が鮮烈に映し出される。 何よりも、飄々と男臭い独特の坂本竜馬像を体現した原田芳雄の存在感が光る。独特ではあるが、このキャラクターこそ坂本竜馬本人の人物像に…more
2004☆Brand new Movies

「アダプテーション」

チャーリー・カウフマンという脚本家、まさに天才である。 脚本の創造に思い悩む脚本家のとめどなく乱雑した世界を混沌と並べ立て、限りなく破綻に近いところで展開させる例を見ないその構成力に唖然とする。 実在の蘭収集家と架空の自…more
2004☆Brand new Movies

「座頭市血煙り街道」

初めて勝新太郎の座頭市シリーズを観たのだけれど、その存在感は流石という感じがした。 飄々とユーモラスな風貌の中に見せる一瞬の殺気は、やはり一時代を気付いた勝新太郎という大俳優にしか醸し出すことのできないものだと思う。 独…more
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2004☆Brand new Movies

「“アイデンティティー”」

「観客の衝撃」を求め続けて映画史の長い時間の中で作られてきたサスペンス映画だが、数ある名作サスペンス映画が生み出され、人々を驚愕させ、それでもなお今作のように新たな衝撃を観客に与えることを可能にする人間の思考の想像力に感嘆せ…more
2004☆Brand new Movies

「インファナル・アフェア」

「無間地獄」の講釈から始まるこの映画は、まさにその絶え間ない生き地獄を生きていかなければならないアンディ・ラウの悲痛かつ確固たる決断に満ちた表情で終劇を迎える。彼のその表情こそこの類まれなる濃厚さで二人の男の過酷な宿命を描い…more
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「シービスケット」

競馬はやらないし、競走馬についてもあまり知識はない私だが、この映画には一頭の競走馬の伝説に留まらない濃厚なヒューマンドラマがその核として存在する。 運命に打ちのめされ、人生に行き詰った3人の男たち、そして彼らと同じように厳…more
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「ドラッグストア・ガール」

何をおいても「田中麗奈がたまらなくカワイイ」と言わずにはいられない。 クドカン節ならではのコメディセンス、柄本明をはじめとする個性派揃いの脇役陣のナイスな演技はもちろん特筆すべきものだが(特に柄本明の壊れっぷりはスゴイ)、…more
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「ゼブラーマン」

はっきり言って、スバラシイ。 哀川翔の記念すべき主演映画100本目にして、監督三池崇史、脚本宮藤官九郎と日本で一番忙しい作り手たちが結したこの映画はかつてないエネルギーに溢れた超娯楽作品に仕上がっている。 ゼブラーマ…more
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「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」

映画史百余年、おびただしい数の映画が生まれ数多くの傑作が誕生しているが、その歴史に燦然と残るという映画はやはり数少ない。 ひとつの映画において映画史に残るという肩書きには凄まじいパワーが必要だからだ。 そして、この強大な…more
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「リクルート」

ストーリー展開のどんでん返しの妙を多少大げさにプロモーションしていたせいもあって、ストーリー的にはやや終盤伸び悩んでしまったように感じる。 ただそれでも何が真実か分からない展開は緊張感に溢れ、この手のサスペンス映画としては…more
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