2024☆Brand new Movies

2024☆Brand new Movies

「バニー・レークは行方不明」“今も昔も人間は存在証明に奔走する”

某映画評論家のポッドキャストを聴いて以来、長年観たかったミステリースリラーをようやく鑑賞。 或る兄妹の哀しき異常性がおぞましくもあり、切なくもある作品だった。そして、映画評論家が“トラウマ映画”として紹介していた通り、ラストのシークエンスはまるで悪夢に引きずり込まれるかのような異常性が溢れていた。
2024☆Brand new Movies

「ミニオンズ フィーバー」“黄色い謎生物たちの伝統芸“

本来の主人公グルーを差し置いて、すっかりと世界的なキャラクターとして定着した“ミニオンズ“。一昨日開幕したパリ五輪の開会式においても、割と長尺の時間を使って、開会式用にオリジナル制作されたミニオンズのアニメーション場面が映し出されていたことからも、このキャラクターたちが確固たる“世界的地位“を得ていることは明らかだろう。
2024☆Brand new Movies

「アステロイド・シティ」“様々な観点と同じ数の賛否を生む懐の深い映画”

メインストーリーを極彩色豊かな劇中劇として映し出し、舞台劇のように描き出した現実描写を挟み込んだ入れ子構造は、意図的に難解で、映画世界に没頭しづらい。 けれど、その感情移入のしづらさそのものが、本作におけるウェス・アンダーソン監督の思惑でもあり、最終的には彼の生み出した世界に心地よく包みこまれていたことに気づく。
スポンサーリンク
2024☆Brand new Movies

「マッドマックス:フュリオサ」“Fury Roadへの「決心」に繋がる彼女の闘いをまだまだ観たい”

結論から言ってしまうと、ずばり主演女優アニャ・テイラー=ジョイの“眼力”で押し通した映画だった。 前作に引き続き圧倒的に破天荒な終末世界が展開されるけれど、最終的に印象に残ったのは、各シーンにおける彼女の“眼差し”のみだったと言っても過言ではない。だが、それで良いし、それが良かったと思える。
2024☆Brand new Movies

「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章」“残念すぎる結末と、「新章」への期待”

単行本の最終巻(12巻)を読み終えた瞬間、ちょっと整理がつかない「呆然」とした脳裏の中で渦巻いたものは、独創的なSF青春群像劇の帰着に対する充実感と、映画の結末に対する圧倒的な不可解さだった。
2024☆Brand new Movies

「シティーハンター」“「C・H」の三様の世界線が入り混じり共存する奇跡的な実写化”

体現している人物が「冴羽獠」であることを信じて疑わせない鈴木亮平は、奇跡的ですらあった。それは、一般的な漫画の映画化作品における“忠実”とは一線を画していると言っていいくらいに、正真正銘の“実写化”だった。
2024☆Brand new Movies

「ドミノ」“「トータル・リコール」リメイクはベン・アフレックが良かった”

ロバート・ロドリゲス+ベン・アフレック、この初めての組み合わせに対しては、作品そのものの是非の前に、ある種の“信頼感”があった。
2024☆Brand new Movies

「劇場版 からかい上手の高木さん」“脳内補完でとなりの席の高木さんを思い出す”

「からかい上手の高木さん」は、原作を長らく漫画アプリで無料で読んでいたのだけれど、四十路を超えた立派なおじさんである私は、次第に二人が織りなす甘酸っぱさと眩しさにたまらなくなってしまい、先日ついに単行本を購入し始めた。
2024☆Brand new Movies

「名探偵コナン 紺青の拳」“スーツケースで密入国はしたくない”

相変わらずというかなんというか、繰り広げられる事件、アクション、サスペンス、すべてにおいて「なんだそりゃ…」の連続。娘と二人で観ながら、終始ツッコミっぱなしだった。
2024☆Brand new Movies

「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章」“日常の中の非日常を切実に茶化すくそやばい寓話”

多様性という言葉のみが先行して、それを受け入れるための社会の成熟を成さぬまま、問題意識ばかりが蔓延する現代社会において、私たちは、いつしか見なければならない現実から目を背け、まるで気にもかけないように見えないふりをしている。
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました