スバラシネマReview「アムステルダム」映画レビュー “あの街はいつか再び彼らを迎えてくれたのだろうか” 戯曲のように自由闊達で雄弁な語り口。そして、人物たちの強い眼差し。 想像以上に突飛で、時にアバンギャルドな映画世界中で、唖然とするシーンも多かったが、それ故に明確な意思の強さを感じる作品だった。 2022.10.29スバラシネマReview2022☆Brand new Movies
スバラシネマReview「さかなのこ」映画レビュー “さかなクンというリアルな「意思」の光と闇” 「普通って何?ミー坊はよくわからないよ」 「普通」じゃない人生に嘆く幼馴染に対して、主人公の“ミー坊”は純粋にそう言い放つ。 そこにあったのは、安易な“なぐさめ”でもなければ“やさしさ”でもなかった。 2022.09.22スバラシネマReview2022☆Brand new Movies
スバラシネマReview「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」映画レビュー “ミスリードに翻弄される醍醐味” 久しぶりに、「良いミステリーサスペンス映画を観た」という充足感に包まれた。 マクガフィンとして物語の中心に存在するベストセラー小説の「デダリュス」というタイトルが最後まで覚えられなかったけれど…。 2022.09.19スバラシネマReview2022☆Brand new Movies
スバラシネマReview「ブレット・トレイン」映画レビュー “極彩色豊かなふりかけ映画” “ニッポン”は、世界中の外国人にとって、我々日本人が思っている以上に、唯一無二の「娯楽」の塊なんだと思う。 時代を越えて積み重ねられたその累々とした娯楽要素こそが、この国を愛する多くの外国人が求めるモノであり、憧れなのだ。 2022.09.17スバラシネマReview2022☆Brand new Movies
スバラシネマReview「スパイダーヘッド」映画レビュー “物足りない要因はエゴイストの不在か” イントロダクションと映画世界への導入はとても良かった。 孤島に建設されている近代美術館のような刑務所施設の出で立ち、無機質な室内空間、そしてクリス・ヘムズワースの渇いた笑顔。 2022.09.12スバラシネマReview2022☆Brand new Movies
スバラシネマReview「ムーンフォール」映画レビュー “甦る超大作B級映画(大好物)の高揚感” やっぱり僕は、ローランド・エメリッヒ監督の「馬鹿」がつくほどの超大作が大好物らしい。 中学生の頃に観た「インデペンデンス・デイ」以来のその趣向を改めて思い知った。 ネット上の評価は概ね芳しくないようだけれど、僕は断然「大好き」だった。 2022.09.04スバラシネマReview2022☆Brand new Movies
スバラシネマReview「モービウス」映画レビュー “美しく禍々しいモクモク描写は良かったけれど” 夏時期になると自宅の周りにコウモリが多くて困っている。 以前などは、いつの間にか室内に入り込んでいて、恐怖におののいた。 本作で、主人公モービウスがコウモリの化け物に変態してしまって、天井の片隅に張り付いている様は、その時のおぞましさを思い出すとともに、禍々しくて良かったと思う。 2022.08.28スバラシネマReview2022☆Brand new Movies
スバラシネマReview「グレイマン」映画レビュー “キャップの禁断のセリフに爆笑” 「“超人的”はやめろ バカっぽい」 “キャプテン・アメリカ”役を卒業して、ある意味「自由」になったクリス・エヴァンスをサイコパスな悪役に配し、この台詞を放たせたことが、本作のハイライトかもしれない。 2022.08.15スバラシネマReview2022☆Brand new Movies
スバラシネマReview「ONE PIECE FILM RED」映画レビュー “正しさとは 愚かさとは 自由とは何か?” 歌手のAdoを歌唱パフォーマンスにキャスティングし、ほぼアテ書きのと思われる「UTA」というオリジナルキャラクターを造形することで、歌い手のパフォーマンスに振り切り、そういうテーマの浮き彫りに絞ったストーリーテリングは好感が持てた。 2022.08.12スバラシネマReview2022☆Brand new Movies
スバラシネマReview「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」映画レビュー “ああ、楽しかった。以上。” かなり破茶滅茶な作品に仕上がっていることは否定しないが、30年間このシリーズを観続けてきた一恐竜映画ファンとして、“胸アツ”だったことも否定できない。 2022.08.05スバラシネマReview2022☆Brand new Movies