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スバラシネマex「カムカムエヴリバディ」“「100年」だからこそ真価が深まる反復の物語”

「100年の物語」とイントロダクションで明示されていた“本当の意味”を、僕はこのドラマの最終盤に至るまで実は理解していなかったのかもしれない。 一口に「100年」と言うのはあまりに簡単だけれど、その年月を通じて紡ぎ出されたひとつの「家族」の物語がなんと芳醇なものかと、怒涛の最終週で思い知った。
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スバラシネマex.「地球外少年少女」 “もっと「想定外」の場所に少年少女を連れて行って”

地球の内外で生まれ育った少年少女たちが、宇宙ステーションで決死のサバイバルを繰り広げる王道ジュブナイル。殆ど前情報なしで衝動的に鑑賞をし始め、Netflixで全6話をほぼ一気観した。全くまっさらな状態で鑑賞したが、アニメーションのクオリティやキャラクター造形は精細で魅力的だった。
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スバラシネマex「おかえりモネ」“天地を巡る「水」のように人生は循環していく”

極端にスローなストーリテリングの中で、ヒロインをはじめとする登場人物たちが実は抱え続けている「後悔」や「苦悩」が、徐々に、本当に少しずつ詳らかにされていく。 優しくて、脆くて、でも人間の芯の部分では確かな強さも持っている人たち。これはそういう“普通”の人間たちが、人生の中で刻み込まれた何かしらの「傷」を、「時間」の経過と共に見つめ続ける物語だった。
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スバラシネマex.「ピンポン THE ANIMATION」“時代と五輪を越えて益々深まるエモーション”

松本大洋の原作漫画はもちろん大傑作であり、数多のスポーツ漫画の中でも五指に入る名作だと思っている。 ただ、この湯浅政明監督によるアニメ化作品も本当に素晴らしくて、いくつかの要素においては確実に原作を超えていると思う。
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スバラシネマex.「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」“荒唐無稽を全速力で突き進むストーリーテリングが潔し”

ゴジラ映画史において、“嘲笑”と共に埋もれていたジェットジャガーの憂い、その解放。 玉石混交のゴジラ映画シリーズの全作品を観尽くしてきて、その高揚も落胆も等しく味わってきたファンとしては、その一点のみを捉えても、“熱い”作品であった。
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スバラシネマex.「大豆田とわ子と三人の元夫」 “人生は無様で、時々唐突にドラマチック”

語り出したらキリがないドラマだし、観るタイミングや、鑑賞者の人生観、人生模様、家族関係や生活環境によっても、くるくると印象と感情が移り変わるだろう。 総じて言えるのは、人生って無様だけれど、面白いということ。
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スバラシネマex「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 追憶編」 “OVAだからこそ辿り着いた残酷と狂気の美しさ”

ようやくこのOVAを観ることができた。 世の好事家たち、特に時代劇フリークからも高い評価を受ける作品であることは知っていたので、随分前から観たかったのだけれど、OVA作品故になかなか鑑賞機会を得られなかった。
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スバラシネマex「おちょやん」“「人生は喜劇だ」と言える人間の強さと愛しさと”

“終戦”を迎えた主人公・千代が、抱え込んできた悲しみと鬱積を吐き出すように、かつて自分が女優を志すに至った「原点」である戯曲『人形の家』の台詞を繰り返し唱える。 それは、憧れの象徴だった人様の台詞が、自分自身の言葉になった瞬間だった。
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スバラシネマex「逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類! 新春スペシャル!」“僕史上最高の正月ドラマ”

結婚、夫婦別姓、妊娠、産休、育休、出産、仕事、男女平等、病気、老化、LGBT、そして、コロナ………。 今、この瞬間の、この世界の、生活と、社会と、人生と。 そのすべての“縮図”が、このキュートなラブコメの中に濃縮されている。
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スバラシネマex「クイーンズ・ギャンビット」“新時代のミューズの眼差しがゲームの膠着を切り開く”

孤独で、破滅的な主人公は、自らの才覚のみを武器にして、この「世界」に立ち向かおうとする。 敗れ、惑い、乱れていく中で、彼女を救い、高みへと押し上げたものが何だったのか。 その“答え”は、アメリカはもとより、現在の世界そのものが求める「理想」だったように感じた。
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