さかなクン

ひとりごとの記憶40s

「さかなのこ」という映画を観まして、それがめっぽう変な映画だったにも関わらず、忘れがたき傑作だったのだが、ヘンテコリンすぎて、一体何が自分の心を掴んだのかということをレビューとしてなかなかまとめきれそうにないので、ひとまずここに記す。

 

普通じゃない生き方というものを、この社会は否定しがちで、実際多くの人は普通じゃないことを避けたがる。

ただその一方で、ほとんどすべての人間は、普通じゃない生き方に少なからずの憧れを持っていて、実際に、普通じゃない生き方をしている人を目の当たりにすると、ときに尊敬し、ときに慈しみ、ときに嫉妬し、ときに憎む。

でも、本当にそういう生き方をしている人にとっては、「普通」などという言葉自体の意味がナンセンスで、意に介したことすらないのかもしれない。

自らが選択した生き方に対して、他者からの意味や価値なんて求めていない。

だから、普通だ、普通じゃない、という価値観自体に興味がない。

そこにあるものは、呑気さでもなければ、綺麗事などでもなく、自分自身を大切にするという、やさしさと、強さと、覚悟だと思う。

 

そしてそれは、これまでの人生も、環境も、年齢も、何も関係なく、すべての人間が持つことができる「意思」だと思った。

四十路を越えて、改めて自分はどう生きるべきかとういことを考えることが多くなっている。
今一度、自分の思考を整理して、日々を生きていきたい。

 

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