昨夜のNHKのドキュメンタリー番組「映像の世紀 バタフライエフェクト」の「ヒトラーVSチャップリン 終わりなき闘い」がとても興味深かった。
まずこの二人の歴史的人物の誕生日が僅か“4日”違いであることに驚いた。何という宿命。
まったく正反対の思想、正反対の人生を歩んだ両者だったが、
自らの野望に対するアプローチの手段(即ち映画)が類似していたことにも、運命めいたものを感じずにはいられない。
チャップリン自身の言葉にもあったように、何かが異なっていならば両者の立ち位置はそっくり入れ替わっていたのかもしれない。
ヒトラーが独裁政権のもとでプロパガンダ映画を制作し続けていたことを踏まえて、
チャップリン自身が「すべての映画はプロパガンダです」と言い切っていることが、感慨深く、そのとおりだと思った。
コメント