豪雨に雷鳴が鳴り響く晩冬の深夜。
2月半ばにして、もはやずいぶんと暖かくなってきた。
この荒天が、このまま季節を春へと連れて行くのだろうか。
土曜日から日曜日に切り替わる午前0時。
疲れているのか、そういう歳なのか、
このところ、めっきりと夜が弱くなっていて、この時間になるともうすっかり眠い。
平日であれば、明日のコンディションも考慮して、大人しく寝床に向かうところだが、
そこは相も変わらず「待望」の週末、簡単に眠るわけにはいかない。
季節柄潤沢なチョコレートをアテにして安いウイスキーを飲みながら、
だらだらと、睡魔に抗っている。
新居はもうしっかりと居心地良く、“マイホーム”という実感が伴っている。
リビングの天井の杉板を仰ぎ見ながら、「恵まれているなあ」と改めて思う。
自分が手に入れたというよりも、現時点ではまだまだ与えられているという思いが強く、
今の生活環境が分不相応であることは間違いないと思っている。
それをキープするために、これから先が本当に大変なことだと思う。
まあ、結局は、成るように成るということに尽きるのだけれど。
明日は、結婚式を来月に控えた友人夫婦が遊びに来る。
楽しみだ。
日課になりつつあるキッチンの整頓を、いつもより念入りにした。
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