月曜日。午前8時。キックオフ。

始業前の社屋、最上階の各社共有の休憩スペースにて、

女子サッカーワールドカップのファイナルをiPhoneで観戦。

結果は2-5。我らがなでしこジャパンは、宿敵アメリカに「完敗」を喫した。

「完敗」ではあった。

けれど、“彼女たち”は素晴らしいサッカーを見せてくれたと思う。

素晴らしい決勝戦であり、素晴らしいワールドカップだった。

曲がりなりにもサッカーファンとして、“大敗”も覚悟はしていた。

日本代表は前回王者ではあるが、絶大な強国であるアメリカ代表の力量の差は他国においても群を抜いていた。

よほどの「奇跡」が起きなければ、勝利は難しいことは明白だった。

“覚悟”はしていたはずなのに、まさしく悪夢のような序盤の4失点には愕然としてしまった。

小さなiPhoneの画面を目の前にして絶望感と消失感に涙が出そうになった。

でも、彼女たちは決して諦めない。

戦意を喪失しても仕方ない展開において、僅かな好機にパスを繋ぎ、1点を奪い返す。

世界に誇る「10番」を早々に投入して、勝機を模索する。

そうして、後半開始直後には2点目を奪い返した。

結果は、ある意味予想通りの「完敗」だったと思う。

しかし、我が国の代表チームはなんて強いんだと改めて思い知った敗戦だった。

前回大会のような「奇跡」は起きなかった。

ただそれは、なでしこジャパンが、「奇跡」などに頼らずとも、

「勝利」を積み上げてここまで勝ち上がってきた成熟した強さの証明だったと思える。

自国の代表チームであることを度外視しても、

今大会の日本代表は、本当に尊敬に値するチームだった。

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