もうすぐ4歳になる愛娘は、順調に自我を育んでおり、
なかなかこちらの思う通りには動いてくれなくなった。
iPhoneでスナップ写真を日々撮っているが、
自然な笑顔を撮ろうとカメラを向けても、顔を背けたりして、視線をそらせたり、仏頂面をしたりして、
素直に可愛らしく収まろうとしなくなった。
それも成長といえばそうなのだけれど、
だからと言って、写真を撮らないわけにはいかないのも親の性。
子が成長するならば、親も成長する。
これまでも連写、自画撮りなど機能を駆使してきたが、
最近では、
愛娘の動きを予測して、
カメラの存在を認識する前に構えて、
こちらを向いた瞬間に撮影をするという技法を身に付けた。
例えば、某パン屋で撮ったこの写真↓だが、
愛娘が花壇の噴水を見つけて喜んで走っていった。
後を追いながら、花壇を背景に写真を撮ってやろうと思うが、
僕自身が花壇のところに着いてから、「写真を撮るよ」とカメラを構えたならば、
きっと気難しがって背を向けることだろう。
そこで「予測」をする。
花壇に向かって走っていった愛娘は、
きっと花壇の前に着いた瞬間に「(噴水から)水が出よるよ!」などと言いながら、こちらを振り返るはずだと。
そう予測して、彼女が振り返る前にiPhoneのカメラを構え、振り返った瞬間にシャッターを切った。
これからも、親と子の攻防は続く。
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