沈痛。
日曜の朝から、極めて心が痛いニュースに触れなければならなかった。
日本人ジャーナリストが、非道なテロ行為の犠牲となった。
憤怒。
鎮魂。
憎悪。
様々な感情が渦巻く。
「希望」は極めて小さかったとはいえ、最悪の結末、絶対的な悪に対して、
憎しみの存在は否めない。
けれど、
ジャーナリストの彼が望んだ通り、
この憎しみを無闇矢鱈に広げてはならないと思う。
紛争地域にも、イスラム国と自称する地域にも、蛮行を望まない人々の方が多く生きている。
憎しみの螺旋を広げてはならない。
彼と同じように、
世界の目となり耳となり「現実」を伝えるジャーナリストたちの行為を無駄にしないためにも、
事実に対する情報を正確に知り、
「悪」に屈しない姿勢を取り続けなければならないと思う。
憎しみの螺旋を終わらせなければならない。
愚かな人間社会において、もしかしたらそれは不可能なことなのかもしれないけれど、
その動きを止めるわけにはいかない。
今はただ、勇敢で心やさしき日本人ジャーナリストの冥福を祈りたい。
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