長いお別れ

レイモンド・チャンドラーの小説も、数多の映画化作品にも殆ど触れたことがないので、

まったくエラそうなことは言えないのだけれど、

日本人が“フィリップ・マーロウ”を演じるというのならば、

そりゃあ、浅野忠信を置いて相応しい配役なんてないと思えるわけで。

非常に高い期待感を持って、NHKの土曜ドラマ「ロング・グッドバイ」の第一話を観た。

とても良かった。

全五話の第一話なので、ストーリーに対して云々は言えないが、

久しぶりに“格好いい”浅野忠信が見られることが嬉しい。

ここ数年仕事の幅を広げて国内外で様々な役柄をこなしていて、

それはそれでいいことだとは思うけれど、

90年代から彼の演技を見てきた者としては、

ミステリアスで危ういキャラクターこそ、この俳優の真骨頂だと思う。

当面、土曜の夜が楽しみだ。

2014-04-21 224035-3


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