珍しく愛妻が気になって読みたいという漫画があり、今日買ったので、彼女の後に読んだ。
「コウノドリ」/鈴ノ木ユウ
という、「産科医」を描いた医療漫画。
「ブラック・ジャック」という、自分の人生においても絶対的な存在である漫画があるからかどうか分からないが、
実はあまりその他の医療漫画が得意ではない。
妙に生々しく思えたり、あからさまに仰々しい表現が苦手なのだと思う。
この漫画においても、そういった苦手要素がまったく無いわけではない。
「漫画」として決して上手いとも思わない。
しかし、単行本の一話目を読んだ時点で、泣きそうになった。
後ろには、眠そうに「名探偵コナン」を読む愛妻がいたので我慢したけれど、
曲がりなりにも一人の”親”として、琴線に触れたことは間違いない。
生命を孕み、育み、産むという、そのあまりに普遍的な「奇跡」について、
今一度、真剣に考えなければならない。
と、思う。
というか、考えないわけにもいかなくなった。
愛妻が妊娠し、二人目の生命を授かることになった。
とても嬉しい。
ただ、己の学習能力がないからなのか、感情が麻痺しているのか、そもそもそういうものなのか、
一人目の時と同様に、「実感」があまりない。
経験はしているので、子が生まれるということの事実と、
これからどういうことをしていかなければならないかということは、分かっている。
でもまだ気持ちと行動がバラバラで、何だか定まらない。
悪阻の辛い日々を過ごしている愛妻は、文字通りに「実感」が体に染み入っているのだろうけれど。
無力さを感じると同時に、一つ一つやれることをやっていくしかないなと思う。
「二人目誕生」と「マイホーム新築」、人生においても濃密な日々になりそうだ。
さあて、忙しい。
でも、こういう必然的に特殊な精神状態が続く時こそ、映画や小説も積極的に取り込んでいきたい。
ああ……、「仕事」なんてものもあったな……。
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コウノドリ(1) (モーニングKC) (2013/06/21) 鈴ノ木 ユウ |
コメント
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なんかいかにも普段優しくないみたいな言いようですが、肝に銘じます★
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くれぐれも!優しくしてあげてください!