“夏休み前”にも記した通り、
今年の夏は、近年稀に見る“ブロックバスター映画祭り”だった。
ちなみに“ブロックバスター映画”とは、巨額(1億ドル以上?)の製作費を投入し、大規模のプロモーションを行う大作映画のことで、
夏休み期間や年末年始に合わせて公開されることが常なわけだが、
今夏は特に注目作が立て続けに公開された。
なんとか無事に個人的に注目していた4作品を滞り無く鑑賞することができ、
それ自体は満足しているのだが、
映画そのものへの満足度は、2勝2敗。
想定外に明確に勝っている映画と負けている映画の差が歴然とした。
もちろん娯楽映画の是非は個々人の趣向が大きく反映されるものなので、
必ずしも敗者となった作品が駄作というわけではない。
“勝者”となった2作品は、
「パシフィック・リム」と「ワールド・ウォー Z」。
そして“敗者”となった2作品は、
「スタートレック イントゥ・ダークネス」と「マン・オブ・スティール」。
それぞれの感想は「スバラシネマ」にくどくどと書いてあるので省くけれど、
同じ規模の製作費を投じても出来不出来はあからさまに表れるものだなと、
改めてエンターテイメント大作の難しさを感じた。
そして全作期待感が大きかったので、無い袖を無理矢理振って、
「ワールド・ウォー Z」以外の3作品を、IMAX3D版で鑑賞。
3作品だけで6,600円はたいたわけだ。
敗者の2作品は、通常版の鑑賞にすれば良かったと結果的には思ったが、
勝者である「パシフィック・リム」は、IMAX3D版で何度でも観たいと思わせた。
金がいくらあっても足りなくなる。
まったく……映画ファンの足元を見やがって……。
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