TOKYO 2020

午前6時過ぎ、目が覚めた。

眠ってしまっていた。

「結果」が入ってこないように、とりあえず時間を確かめようと、おそるおそるiPhoneを見た。

すると、案の定というか、なんというか、

母親から「ヤッターマン!オリンピックを見に行くぞ〜」という高揚したメールが届いていて、「結果」を知ってしまった。

ただ、瞬間的に何よりも喜びが先立ち、

「這ってでも行く」と、返信した。

それから、録画していた開催地決定の中継を観た。

結果を知った上で、日本の最終プレゼンテーションを観て、

もうそれだけで涙が溢れてきた。

そして、IOCのジャック・ロゲ会長が「TOKYO!」と発した瞬間、

結果は知っているのに、思わず何度もガッツポーズをして、涙が止まらなかった。

五輪招致に尽力したすべての人たちに感謝したい。

そして、それに成功した日本という国そのものを誇りに思う。

何度でも言うが、

オリンピックを開催するということが何よりも重要なのだ。

この国には、おびただしい「問題」が鬱積しているけれど、

7年後のオリンピック開催が決定したことで、

その諸々の「問題」に対して、改めて国民全員が誠心誠意向き合わなければならなくなった。

精神的にも、社会的にも、経済的にも、環境的にも、教育的も、もちろんスポーツ界的にも、

濃い靄がかかって極めて見通しが悪く、

それでも前に進んでいかなければならない世の中において、

この“きっかけ”こそが何よりも必要だったのだと思う。

と、大義名分はいくらでもある。

それよりもなによりも、

オリンピックが観られるということが何よりも嬉しい。

何度でも言う。

しっかり生きて、

2020年、這ってでもオリンピックに行く。

2013-09-08 070715-2


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