午前6時過ぎ、目が覚めた。
眠ってしまっていた。
「結果」が入ってこないように、とりあえず時間を確かめようと、おそるおそるiPhoneを見た。
すると、案の定というか、なんというか、
母親から「ヤッターマン!オリンピックを見に行くぞ〜」という高揚したメールが届いていて、「結果」を知ってしまった。
ただ、瞬間的に何よりも喜びが先立ち、
「這ってでも行く」と、返信した。
それから、録画していた開催地決定の中継を観た。
結果を知った上で、日本の最終プレゼンテーションを観て、
もうそれだけで涙が溢れてきた。
そして、IOCのジャック・ロゲ会長が「TOKYO!」と発した瞬間、
結果は知っているのに、思わず何度もガッツポーズをして、涙が止まらなかった。
五輪招致に尽力したすべての人たちに感謝したい。
そして、それに成功した日本という国そのものを誇りに思う。
何度でも言うが、
オリンピックを開催するということが何よりも重要なのだ。
この国には、おびただしい「問題」が鬱積しているけれど、
7年後のオリンピック開催が決定したことで、
その諸々の「問題」に対して、改めて国民全員が誠心誠意向き合わなければならなくなった。
精神的にも、社会的にも、経済的にも、環境的にも、教育的も、もちろんスポーツ界的にも、
濃い靄がかかって極めて見通しが悪く、
それでも前に進んでいかなければならない世の中において、
この“きっかけ”こそが何よりも必要だったのだと思う。
と、大義名分はいくらでもある。
それよりもなによりも、
オリンピックが観られるということが何よりも嬉しい。
何度でも言う。
しっかり生きて、
2020年、這ってでもオリンピックに行く。

コメント