「一体いつの時代の映画なんだ!?」と、2010年製作の映画に対して何度も突っ込まざるを得なかった。いちいちノリが古臭いというか、諸々の描写が気恥ずかしいというか、失笑と苦笑がひっきりなしに訪れる作品だ。
どうやら“おフランス”の古いコミックが原作のようなので、全編通して漫画的な展開が繰り広げられること自体は致し方ないとしても、コメディらしい表現が尽くピンと来ず、「愉快」に感じることが出来なかったことが最大の致命傷だと思う。
“面白げ”なキャラクターは続々と登場するが、その全員が完全にスベッている映画も珍しい。
まあ「お国柄の違い」ということなのかもしれないけれど、もし現代においてこれが大ウケするようであれば、僕はフランス人の感性を疑わずにはいられない。(フランス映画のコメディって酷いのが多いので、あながち外れてはいないかも……。)
ともかく、何よりも残念なのは、この映画の監督がリュック・ベッソンであるということ。
近年、携わった作品群を見れば、特別に驚くことではないのかもしれないけれど、こういう映画を真剣に監督しちゃっている姿を見ると、ファンとして「勘弁してよ…」と思わずにはいられない。
相変わらずの女好きが高じて、ヒロインに抜擢された無名女優ルイーズ・ブルゴワンのルックは独特な妖婉さを持ち魅力的だったけれど、彼女が演じる主人公のキャラクターそのものには特筆すべき魅力は皆無と言える。
一応、女インディー・ジョーンズ的な主人公を描いた娯楽映画である以上、彼女に魅力が無けりゃ面白い映画になりようがないと思う。
なんか意味不明な続編への布石もあったけど、ぜひとも頓挫して頂きたい。
「アデル/ファラオと復活の秘薬 Les aventures extraordinaires d’Adèle Blanc-Sec」
2010年【仏】
鑑賞環境:動画配信(字幕)
評価:2点
コメント
“<リンク:http://www.discasdvd.com/SUPERNATURAL-%E2%85%A7-%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%AB-%3C%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%88.%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%B3%3E-%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88.%E3%83%9C%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-DVD-18036.html><太>スーパーナチュラル シーズン8 DVD太>リンク> <色:#ff0000><太>おすすめ太>色>{グッド} {グッド}
彼らの運命は、石板に刻まれる ― 。
煉獄に囚われて一年。ついにディーンは再びサムのもとへ。
疾走感満載、ますます過激なエイト・シーズン!
『ターミネーター4』のマックG製作総指揮によるアクションサスペンスの第8シーズンBOX。煉獄に囚われてから1年後、遂にディーンは再びサムの下へ戻る。だが、離れて暮らしたことによって兄弟の心には距離ができており…。全23話を収録。 ”