WBC準決勝 日本×プエルトリコ 1-3
敗退……。至極残念だけれど、これはもう勝負事なので仕方が無い。国際大会の準決勝ともなれば尚更だ。
非常に悔しいけれど、ある意味そう割り切れる試合だったとも思う。
日本代表は終始固さから抜けきれず、ベストパフォーマンスではなかったとは思うが、
それよりもなによりも、プエルトリコの代表チームが良い野球をしていたように思えた。
日本代表チームよりも、「勝利」に対して執着し一丸になれていた。
結果は、詰まるところそういうことだと思う。
まだ決勝戦が残っているが、今大会は、各国の野球のレベルが軒並み上がっていることを印象づけた。
今日のプエルトリコは元から強国ではあったが、
二次リーグで苦しめられた台湾にしても、オランダにしても、
非常に精度の高い野球で日本を苦しめた。
ブラジルやイタリアなどあまり意識の無かった国の健闘も光った。
これは、まさしく野球というスポーツの裾のが広がっていることの証明であり、
スポーツファンとしてはとても喜ばしいことだと思う。
三連覇を成せなかったことは残念だが、
総合的にみて日本代表チームも素晴らしい野球を見せてくれたと思う。
一時は参加辞退が決まり、関心度がそれほど高くなかった状態からスタートし、
最終的には前回同様に国民の注目を最大限に集めるまで至ったのは、
他の何でもなく代表選手らのパフォーマンスが素晴らしかったからだ。
日本野球の代表であることの意地と、野球そのものの楽しさを存分に見せてくれたことに心から感謝したい。
次回大会に向けて、今度はNPBが「結果」を見せる番だ。
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