大団円のラストシーン、主人公ダスティン・ホフマンとその元妻役のレネ・ルッソのやり取り。
主人公「もう一度僕と一緒に…?」
元妻「そうね、免疫も出来たことだし。」
ウマすぎるやろ!!
同じく“パンデミック”の恐怖を描いた日本映画「感染列島」が(というか完全にパクり)、あまりに酷い映画だったので、“口直し”のために、間髪入れずに今作を再鑑賞。
上記のラストの台詞回しを大満足で観終えて、「感染列島」は、「アウトブレイク」の面白さを最大限に引き立てるために存在する映画なのだなと思い至った。
ケビン・スペイシーやキューバ・グッティング・Jr.ら、当時それほどは有名ではなかった実力者たちの演技が相当効いている。
そして、彼らよりももっと脇役の、ドナルド・サザーランドにいびられる地味顔の大佐や、ふてぶてしい態度で主人公らを助けてくれる役場のおばちゃんなど、小さなキャラクターまでしっかりと立っている。
今回初めて気付いたが、閣僚たちに熱弁をふるう大統領補佐官は亡きJ・T・ウォルシュじゃあないか!
1995年の公開時に映画館で観て以来、何度観たが分からないが、見れば見るほど完璧な映画だ。
「アウトブレイク Outbreak」
1995年【米】
鑑賞環境:動画配信(字幕)
評価:10点
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