昨夜は、女子卓球団体決勝の中国戦の前に繰り広げられた、もう一つの中国戦が熱かった。
女子バレーの準々決勝、日本は中国にフルセットの末競り勝ち、ベスト4進出を見事に決めた。
なんだかんだ言っても、自分が携わっていた分、バレーボールでの勝利が個人的には最も燃えるかもしれない。
終盤のもつれ合いの中でしっかりとスパイクを決め切った木村、江畑の両エースは素晴らしかった。
同時に、勝利をもぎ取った大きな要因は、真鍋監督の的確な采配にあったと思う。
特に勝負を決した最後の2得点は、ピンチサーバーの中道の起用が見事に的中し、
最も苦しい2点を鮮やかに勝ち取った。
試合中終始片手にiPadを携えて采配をふるう真鍋監督のスタイルが定着して久しいが、
運動能力、体格、様々な面で外国勢に劣る日本が勝利をするためには、
ゲームの展開による的確な戦術や戦略、それらを総じた「工夫」が不可欠だ。
弱者が強者に打ち勝つために、それはとてもあたり前のことだけれど、
近年の全日本チームの指揮官には、そういうことに対する具体的なアクションが欠けていた。
これで好成績を次々と残している日本勢の他のチーム競技と同様に、
女子バレーもメダル獲得の挑戦権を得た。
こういうチャンスはそうそうあるものではない。
大いに期待したい。
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