競泳最終種目となった男女のメドレーリレーをそれぞれ観て、
ぎりぎりのせめぎ合いの果ての幸福な結末に、
一人で大騒ぎした。
競泳陣は本当に素晴らしかったと思う。
金メダル獲得こそならなかったけれど、男女合わせて11個のメダル獲得は凄い。
試合後のインタビュー等を見ていると、
良い結果を残せた選手も残せなかった選手も、
一人一人がスポーツ選手としてとても成熟していると感じた。
非常に厳しい高いレベルでの国内選考基準による五輪派遣が、
ハード面においてもソフト面においても、選手の質を高めているのだろうと思う。
そして、最後のメドレーリレーでのメダル獲得に顕著なように、
「競泳」という“チーム”としての団結力がとても強く、
それが数々の好戦績に繋がっているということは明らかだと思った。
200m背泳ぎで銀メダルを獲得した入江陵介がレース直後に語ったように、
「競泳は27人でつなぐリレー」だという思いが、強く表れていた。
まさに競泳陣の「勝利」だったと思う。
強化プランも含め、日本の競泳チームのこのオリンピックでの戦い方は、
他の多くの競技においても見習うべきものだったと思う。
特に五輪序盤で比較されがちな柔道界などは、
結果云々の前提として選手の質を高めてほしいと思ってしまう。
いやーそれにしても良かった。興奮した。
競泳チームキャプテンの松田丈志はこう言った。
「康介さんを手ぶらで帰すわけにはいかない」って、
泣かせるじゃないか。
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