日本時間深夜の激闘

朝起きて、すぐにスポーツニュースの二つの結果を探した。

一つは、EURO2012ファイナル【スペインVSイタリア】の結果。

スペインの優位はもちろん分かっていたが、

まさか4-0などというおおよそ世界大会の決勝戦とは思えないスコアで圧勝しているとは思わなかった。

今大会のイタリアは攻撃色が強いとはいえ、

あのジャンルイジ・ブッフォンが守る固いゴールを4度もこじ開けるとは……。

しかもそのゴールのどれもが美し過ぎる。

史上最強チームの文字通り「完全勝利」だった。

そしてもう一つは、

女子バスケットボール五輪最終予選敗者復活決勝戦の結果。

日本はこれに勝てば2大会ぶりの五輪出場が叶ったが、カナダ相手に惜敗してしまっていた。

後で録画を見たが、非常に競った良い試合だったと思う。

ただまわりの人間がいくら「良い試合だった」と言っても、

代表チームの当人たちにとっては勝敗がすべてなわけで、

一様に目を腫らし、悔しさを噛み締める選手たちの表情が印象的だった。

試合後のインタビューにおいて、

労いの言葉に対してひたすらに宙を睨みつける吉田亜沙美や、

終始謝罪の言葉を発し続けた主将の大神雄子の姿からは、

「勝利」に対する執着と、それを実現できなかった己に対する怒りが溢れ出ていた。

こういう選手たちがいる限り、今回の五輪出場は叶わなかったけれど、

女子バスケットボールの行く末は明るいんじゃないかと思えた。

そういうわけで、ロンドン五輪開幕までいよいよあと25日。

ロンドンとの時差は8時間。

深夜の激闘が連日続く夏になりそうだ。

コメント

  1. まとめtyaiました【日本時間深夜の激闘】

    朝起きて、すぐにスポーツニュースの二つの結果を探した。一つは、EURO2012ファイナル【スペインVSイタリア】の結果。スペインの優位はもちろん分かっていたが、まさか4-0などというお

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