今年のプロ野球ドラフト会議の模様を夜更けのニュース番組のスポーツコーナーで見る。
毎年、数十人のアマチュア選手が“プロ野球選手”として指名されるわけだが、
「指名」自体が星の数ほどの野球選手の中の一握りであり、
更に、そこからプロ野球選手として本当の意味で大成するのは限られる。
その様は、やっぱりドラマティックだ。
インターネットで各球団の下位指名の選手らを一応確認していると、とても興味深い選手がいた。
北海道日本ハムファイターズ7位指名、捕手・大嶋匠(早稲田大学ソフトボール部)。
“ソフトボール部!?”
漫画の「あぶさん」で、主人公景浦安武の義理の弟・小林満が、軟式野球部からドラフト指名されたことは有名な話だが(?)、
“ソフトボール部”からのドラフト指名というのは、そんな漫画の世界をも超えた異例中の異例だろう。
日本ハムがどこまで本気で指名しているのかは未知数だが、
期待というか、やはり興味は高まる。
そういえば、小林満も指名したのは日本ハムファイターズだった。(漫画の中で故・大沢監督が指名していた)
まさに、水島新司の漫画世界を彷彿とさせる「珍事」だ。
「珍事」と揶揄したことを覆す“驚き”を期待したい。
あぶさん (1) (ビッグコミックス) (1974/05/15) 水島 新司 |
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