地元の「道後温泉」に“旅行”してきた。
今回、この“地元旅行”に至ったのには、様々な理由がある。
そもそも、日々の中で「温泉に行きたい」と、連発する愛妻。
その欲求を受け流すわけにはいかないので、土曜日を挟まない連休を見越して温泉旅行に行く計画を立てようとした。
普通の状態なら、一泊旅行であればどこにだって行けるのだけれど、
愛妻のお腹が大きいこの時分、必然的にいささかの不安はつきまとうので、そう遠くに旅行をする勇気はなかった。
そこで、出来るだけ近場で、予算の許す限り良い宿に泊まることにした。
「日本」という国には、“温泉”が無い都道府県はないらしい。
ならば、どこであろうと温泉はあるわけで、
出来る限り近い温泉宿ということになれば、そりゃあ地元の「道後温泉」にたどりつく。
そんなわけで、年明け間もない一ヶ月半程前に、「道後夢蔵」の宿泊予約をした。
今、日本は、戦後初とも言える未曾有の危機に瀕している。
同じ国に生きる僕たちは、“たまたま”その難を逃れた。
出来ることは何か?散々思いを巡らせた。
力があれば、お金があれば、いろいろなことが出来るであろう。
ただ、残念ながら、今の自分にはそんな力は無い。
出来ることは、自分自身に与えられた日常を、そのまま生きることだと思う。
……、と、言い連ねることも、何だか言い訳みたいで、嫌だ。
詰まるところ、自分の行為は「間違っていない」と、自分自身に言い聞かせることしか出来ない。
と、思う。
“開き直る”ということではない。
だけど、敢えて言う。
僕は、地震に遭わなかった。
だから日常を過ごして、温泉旅行に行った。
地元の美味しいごはんを沢山食べて、お酒を飲んで、心行くまで温泉に浸かって、心を満たした。
そうして無事に家に帰って、充実した思い出を振り返りながら、
今夜もゆっくりと眠りに就く。
この「幸福」を堪能することが、
僕の“責任”だと思う。
コメント
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あたふたするよりはいいと思うし
子供も大切。
昨日はふなやで元校長の退職パーティーだったりする