積み重なる期待感

朝から晩まで各ニュース番組では、昨夜の日韓戦をトピックスとして一番に取り上げていた。

スポーツの国際大会、特にサッカーにおける“日韓戦”の特別性を改めて感じた。

そして、それに「勝利」するということの“達成感”の絶大さも。

5年間に渡って勝利がなかった日韓戦だったが、昨夜の試合においては、負ける気がしなかった。

日本代表の試合を見続けてきて、それは初めてのことだったかもしれない。

もちろん、これまでの日韓戦と同様に、勝敗の行方は紙一重だった。実際どっちが勝ってもおかしくはなかった。

が、そんな試合展開であっても、「これは日本が勝つだろう」と思った。

むしろ「勝たないと嘘だ」という方がしっくりきた。

それくらい、試合開始直後から日本代表のサッカーが良かったと思った。

「サッカーが良かった」なんて言うと、いかにもサッカーに精通しているようなので、

単純に見ていて「面白かった」と言い直そう。

その感想は、昨夜の試合だけに限らず、今回のアジアカップの各試合を通じて感じている。

当然ながら、決して完成されたチームではない。未熟で、荒削りなチームだと思う。

守備面の脆弱さをはじめとして、改善すべき点は非常に多い。

ただ、勝利する試合でも、引分ける試合でも、“面白いサッカー”をするチームだとは思う。

そして、その“面白さ”が、今後もっと進化していくのだろうと、期待させるチームだとも思う。

これが就任間もないイタリア人監督の力量によるものかどうかは、まだ一概には言えない。

日本代表というチームにおける采配自体が、まだまだ手探りなのであろう印象は受ける。

しかし、本田圭佑の発言じゃないが、この日本代表監督が何か“持ってる”という「予感」は、

試合を重ねるごとに高まっている。

コメント

タイトルとURLをコピーしました