遠くを見ることは過去を見ること

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そんなわけで、昨日の日曜日は、科学博物館に行った。

新居浜市にある「愛媛県総合科学博物館」には、高校生の時に学校の行事で訪れて以来だった。

行事の名目が、「遠足」だったか「研修」だったかはよく覚えていない。

仕事やら何やらで、近くを通りかかり、円錐状のエントランスホールが特徴的な博物館の姿を見る度に気になっていた。

今行けば、一つ一つの展示物を相当興味深く見られるだろう。という予感があった。

多くの人間は、学べる環境が身近で無くなると、無性に学びたくなるものだと思う。

予感は的中し、相当面白かった。

想像以上に、展示物の領域は広く、バラエティーに富んでいた。

さらっと30分くらいで見終わって、プラネタリウムに行くつもりだったが、

たっぷり1時間見回っても足りなかった。

元々、宇宙とか生物の進化とか科学的な物事や事象は大好きではある。

ならばもっとそういう分野に進むべきだったのではないかと我ながら思うが、

そうそう簡単にいかないのが人生であろう。

そもそも、宇宙とかそういうものが好きな最大の理由は、

対象があまりに巨大で、果てしないので、思いを馳せれば馳せるほど、

ちっぽけな自分を取り巻く障害や苦悩がどうでも良くなってくるからだ。

つまりは、科学的なことを科学的に突き詰めたいわけではなくて、

科学的なことを精神的に捉えて、その「真理」を追究した“つもり”になることが好きなのだろうと思う。
結局は自己満足に尽きる。
自分自身が本質的に科学的ではないということは、自分自身が誰よりも知っている。

「遠くを見ることは過去を見ること」

と、宇宙のコーナーの一説に書かれてあった。

遥か遠い“となり”の銀河から発せられた光は、230万年かけて地球に届くそうだ。

つまり、今見ている“となり”の銀河の姿は、230万年前のものであるということ。

ふと触れた「科学」の一端の、あまりの途方も無さが、心地いい。

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「古代インド人の宇宙観」

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