ハミルトン島、3日目の朝もとても良く晴れていた。
ハネムーンを通じて何よりも素晴らしかったのは、天気の良さだったと思う。
いつものように、睡眠に落ちたままの愛妻を尻目に一人起き出して、
ベランダに出て、眼下に広がるコーラルブルーの海と緑が茂る島を眺めた。
海が、島が、風が、起き始めるのを感じた。
しばらくすると、愛妻がようやく目覚めたので、朝食に出掛けることにした。
前日とは別のレストランへ。
宿泊しているホテルとは別の宿泊施設内にあるレストランは、プールサイドの側でとても開放的だった。
ただ、バイキングのメニューは前日と同じだった。どうやら何処で食べてもメニューは同じらしい。
ゆったりとした朝食を終え、ホテルに戻り、腹ごなしに泳ぎに行くことにした。
まずビーチの側のプールへ行った。
生い茂る木々の狭間にあるプールは、また独特な雰囲気があり、プカリと浮かぶだけでリラックス出来た。
その後、ビーチに出て、道具を借りてきて、シュノーケリングの真似事みたいなことをしてみたが、魚は見つけられなかった。
ビーチの木陰で休んでいると、10メートル程先のスペースにある一団が集まり始め、何やら準備を始めた。
しばらく何をしているのかよく分からなかったが、集まっているのはファミリーらしく、
始まったのは、結婚式だった。
ふと出合った遠い国の幸福感に満足してビーチを後にした。
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