2010南アフリカワールドカップは、“無敵艦隊”スペインの念願の初優勝で終幕した。
同じく初優勝を狙うオランダとのファイナルは、まさに世界のトップ・オブ・トップの高レベルのせめぎ合いだった。
スコアレスのままPK戦に突入するかと思われた延長戦終了間際のスペインの得点は、
「無敵艦隊」と言われ続け、ワールドカップでの「勝利」に縁遠かったサッカー大国の絶対的なプライドを見た気がする。
完成された組織サッカーの上で爆発した個の閃き。
それはこれから先のサッカーそのものの進化の礎になるような、価値の高いパフォーマンスだったと思う。
これからのサッカーにとって、最も勝つべきチームが勝利した素晴らしいワールドカップだったと思う。
(スペインの優勝に賭けていた友人には、飲み代をおごらなければならないけれど……)
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