雨上がり、金曜の夜。
ほとんど現実逃避と開き直りに近いけど、気分は晴れている。
21:30、仕事を終え、愛妻に迎えに来てもらい帰宅する。
寿司(パック)と辛子明太子を食べながら、いつものように晩酌。
缶ビールを1本と、焼酎の水割りを1杯飲んだ。
今週の日曜日に、酷い二日酔いからそのまま崩れ落ちるように体調を崩したので、
殊更、お酒を控えるようにと、愛妻は口を尖らせる。
ごもっともだ。とは思う。控えるべき部分は大いにあると思う。
ただ、今夜もほろ酔いながら、思う。
やっぱりお酒は飲みたいし、自分にとっては必要な要素だと。
と言うと、いかにもアル中の人間のようで、実際その素養はあるのかもしれないので重々気をつけなければならないのだが、
自分自身を顧みることにおいて、「酔う」という行為は不可欠だ、と思うのだ。
もっと若い時からそうだけれど、自分の場合、酔っ払うと普段より一層頭が冴える。
日常の余計な“もやもや”が一掃されて、自身の意思がはっきりと一本化される。
だから饒舌になるし、発想も豊かになる。
そういう部分での快感が、自分の中の「酔う」という状態の醍醐味だと感じている。
多くの人たちと同じように、楽しいことがあったり、嫌なことがあったりすると、飲みたくなる。
ただ僕の場合それは、その時の自分自身の感情をシンプルに際立たせたいからだと思う。
僕は、どんな状態になろうとも、最終的には自分自身を許す甘い人間なので、
結局のところ、どこまでいっても拠り所は、自分自身なのだ。
だから、何かがあって、喜んだことも、傷ついたことも、
その自分自身の状態を見極めることで、イーブンな状態が保たれる。
それが日常では、内外から余計な雑念が入り混じり、成せない。
だから、たまに酔っ払わないとやってられない。
まあ、愛妻の言うことも聞きながら、
ほどよく酔っ払い続けたいと、思う。
コメント
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
ちょーーーごもっとも!