大河ドラマの影響で“まんまと”高知へ足を運んだ日曜日。
行きは高速道路を、松山道から高知道へ抜けて行ったのだけれど、
帰りは、33号線を山越えでのろのろと帰ることにした。
まあ翌日も休みで時間もあったし、何よりも同じ道を行って帰るのはあまり好きではない。
桂浜を後にしたのは、もう15:30前後だった。
行きで渋滞に巻き込まれたこともあり、昼食を食べていなかった。
夫婦揃って腹を空かせつつ、途中で高知らしいものが食べられる食堂くらいはあるだろうと高をくくり、帰路についた。
が、行けども行けどもそれらしい食堂は見当たらず、どんどん山間に入っていって、高知料理は諦めた。
3時間近く車を走らせ、山間部を抜け、砥部町まで帰り着いた。
時刻は18:30。さすがに空腹にも耐えかね、このあたりで食事をしようと、砥部町のある店に入った。
店に入るなり、店員から「日曜日は3種類のセットメニューから選んでもらうがよろしいか?」的なことを聞かれ、
実際、もう食べられたら何でも良かったので、あっさりと快諾し、即座に注文した。
そういうメニューなら待ち時間も少ないだろうという思惑もあった。
が、思惑はじわじわと蹴散らされる。
待つこと30分、まだ料理は来ない。
料理の提供時間が遅いということはチラリと聞いてはいたので、夫婦そろって苦笑いを浮かべつつ、ひたすらに待った。
さらに待つこと60分、まだ料理は来ない。
とうに苦笑いすらなかった。
店員を呼び、穏やかに「あと何分で料理がくるのだ?」ということを聞く。
恐縮し「すぐに確認してきます」とパート店員。
戻ってきたパート店員が「すぐに用意して持ってくる」と答える。
努めて穏やかに「何分かかるのか?ということを聞いたのですが」と返し、
「何時に注文を通したのかを確認してきてください」と続けて言った。
この時すでに19:40。注文から一時間以上待った。
明らかにせかされた感じでようやく料理が来た。
特に謝るどころか、料理名すら説明せずにただ料理提供を済ませて去っていく学生っぽいアルバイト……。
料理の内容を見ても、何にどう時間がかかったのか全く分からない。
ちなみに天ぷらは冷めていた。
もう笑うしか無いという感じて、妻と苦笑いを繰り返しながら、大して美味しくもない料理を食べた。
不快感で、お腹が空いていたことすらもぼやけていたので、空腹が満たされたという満足感すらなかった。
さっさと会計を済ませて、店を出ることにした。
何より腹が立つのは、その間一切、店長なり責任者なり社員の対応が無かったことだ。
パートのおばちゃんがただただ謝るばかりで、怒りの矛先さえ向けられなかった。
仕方がないので、お客様アンケートに「これまでの人生で最悪の食事でした」と書き残して帰った。
料理についての“満足・不満足”以前に、食事屋としてのサービスの根本的な欠如……有り得ない。
しばらくは夫婦の間で、どこに食事に行くか迷った際、
「“あ○う”行く?」
というのが、ブラックジョークとして重用されそうだ……。
コメント
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俺も小学生のとき砥部の奥の飯屋で1時間以上待たされた記憶が…。