今週末は、妻が社員旅行に出掛けたため、久しぶりにずうっと一人で過ごしてみた。
で、具体的に何をしたかというと、
二日間で映画を“6本”観た。
これほど固めて観たのは、ほんとうに久しぶりだった。
映画を観るという行為は、「タイミング」が非常に重要で、
いくら暇であっても、気分が乗らなければ6本も観られるものではない。
そういう意味では、映画を観るには非常に良いタイミングで、良い時間を得られたのだと思う。
まあとにもかくにも、今年も鑑賞本数がとてもスローペースだったので、満足度は非常に高い。
そういうわけで、今日は夕方から(この土日で6本目の)映画を観に街へ行った。
いつものように映画館と提携している駐車場に車を停めて、エレベーターに乗り込むと中に写真が10枚ほど掲載されていた。
何の写真かというと、その駐車場では精算時に抽選で三越の商品券(5000円分)をプレゼントするという企画をやっていて、その当選者の記念写真だった。
一瞥して、「5000円は嬉しいだろうな」と何気なく思いつつも、特に意に介さずに映画館に向かった。
(3時間後……)
少々難解な映画を観終わって、映画の感想を頭の中で巡らせながら、駐車場の精算機へ。
3時間をほんの少し超えていたらしく、精算機に示された料金は、700円だった。
「あー、高いなあ」と思いながら、千円札を投入した。
どうやらその時点で、それを知らせる音楽が鳴り始めていたようだが、気付かずに釣り銭を取っていると、
後ろから係員のおじさんが、何やら声をかけてきた。
「お客さん、ちょっと待ってください」
突然のことで、何か問題があったのかとにわかに焦った。係員も何やら興奮している。
商品券が当たっていた。
3時間前に、当たったら嬉しいだろうなと思いはしたが、まさか自分が当たるなんて事は予想だにしていないこと。
嬉しいというよりも、戸惑いつつ、係員から商品券を贈呈され、促されるまま記念写真を撮られた。
そのうち、某駐車場のエレベーター内に写真が掲載されるだろうと思う。
些細なことではあるけれど、人生何が起こるか分からない。良いことも、悪いことも。
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