「ハミルトン島」なんて知らなかったので、
綺麗な海とホテルの部屋でゆっくりくつろげれば、それでいいや。なんて思っていたけど、
想像以上に、完成された“リゾート”だった。
着いてから日本人スタッフに聞いて知ったことだけれど、
この島は、とある大富豪の所有物で、島内にある幾つかのホテルや宿泊施設のほぼすべてが、同一のグループのものだということだ。
おそらくは、島内に数多くあるレストランやショップ関係もオーナーは同じなのだろう。
というわけで、島内での飲食代や買い物には、基本的に現金は必要なく、宿泊しているホテルのルームチャージで済ませられる仕組みになっていた。
支払いの度に、価格が幾らでどの紙幣と硬貨を出せばいいのか焦っていた海外ビギナーには、とても助かるシステムだった。
宿泊したホテルの部屋は、十数階のオーシャンビューで、島内とビーチが一望出来た。
これほど良い部屋に泊まれるとも思っていなかったので、
前夜飛行機でほとんど眠れなかった疲れも、どこかに消え失せてしまった。
日没までは2時間ほどしかなかったが、ホテルの日本人スタッフが島内を案内してくれるというので、
他の日本人宿泊客と共に、島内専用のバギーカーを自ら運転しながら、島内をめぐった。
島の高台から望んだ景色は、海と島と空と雲があって、
爽快で広大だった。
そして、島々の景観は、瀬戸内海のそれにも似ていて、美しかった。
異国の景色と、吹き抜ける風に郷愁を感じながら、
ここも、あそこも、同じ地球の景色なんだなー。と、思った。
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