チーズフォンデュでオーストラリアの白ワインを飲んだ夜。

さていよいよハネムーン本番はじまり……、

と言いたいところだけれど、一月前のことを振り返る間にも、

当然ながら日常は過ぎ去っているわけで、「師走」のこの季節、いろいろとあります。

今夜は、母親からもらったインスタントのチーズフォンデュで、オーストラリアの白ワインを、夫婦で飲んだ。

先週末は職場の移転がありまして、引越し作業で土日が潰れてしまった……。

日曜日は、いつものご近所メンバー(実際はもはや近所ではないのだけれど)でマリオパーティー&忘年会をする予定だったので、

しゃかりきに張り切って動いて、何とか日曜の夕方には解放された。

まあそうやって、何かほんの少しでも“楽しみ”があって、

それがあるから大変で面倒くさいことも乗り切れるのなら、

それは、やはり、幸福な事だと思う。

ゲームをそこそこして、飲んで、やっぱり酔っ払って、写真を撮って、

どうでもいいことを力説した記憶が残る。

09忘年会1

「いつものように」

その価値は、実際大きい。

そして、いつもと同じようでも、それでも「変化」というものは必然なわけで、

傍らには「妻」が居て、友達の長女はすっかり“赤ちゃん”から“幼児”になっていた。

いつもと同じ環境で、「変化」を楽しむ。

なんて素晴らしいことだろうかと、思う。

09忘年会2

28歳。この歳になれば、決して楽しい変化ばかりではない。

仕事は益々厳しいし、

父親は歳とともに小さくなり、

愛犬は歩けなくなった。

ただ、そういうこともぜんぶひっくるめて、自分の人生であろう。

その辛さや、悲しさは、

幸福の反動であり、幸せだからこそ、それに伴う悲しみも大きいのだと思う。

ならば、認めなければならない。すべて、受け止めなければならない。

逃げたっていいし、かわしたっていい。

そのすべてをひっくるめて、生きれば良いと思う。

年の瀬夕暮れ


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