当選の弊害

やらなければならないことを、必ずしもやれるとは限らないし、

やりたいことを、必ずしもやれるとも限らない。

人間というものは、時にどうしようもなく不器用に出来ている。

帰宅しメールを見ると、母親からで、

「面白い留守電が入っているから聞いて」とのこと。

何事かと、ちょうど帰宅したところだった父親と留守電を聞いた。

『○○○○さん(父の名前)、衆院選当選おめでとうございます!』

笑った。

先の衆院選で、地元の他選挙区から父親と同姓同名の立候補者がいて、見事に当選していた。

たぶんそれを知ったどこかの誰かが間違えてかけてきたのだろう。

名乗っていないので誰だか分からないが、声を聞いたところでは、父親の知り合いではないようなので、やはり間違いだろう。

しかも、留守電の内容をよくよく聞くと、

『海外から帰ったばかりだ』とか、

『104で電話番号を調べた』など、

いかにも怪しい……。きっと何かを売りつけてくるに違いない。

実際、当選なんてした日には、見ず知らずの人間からのアプローチが絶えないのだろうと思う。

それはそれでタイヘンだろうなと思う。

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