先日、「ザ・ムーン」というドキュメンタリー映画を観た。
アポロ11号の月面着陸から40年。
「人類を月へ送る」というJFKの大号令に端を発した「アポロ計画」の真実を綴った映画だった。
「月面着陸」以降、人類は「冒険」をすることを忘れてしまった。
世界は、物質的にも、精神的にも「退廃」という言葉が見え隠れする。
有史以降、人類の成長は「冒険」によってもたらされたと思う。
藤子・F・不二雄のSF短編に、「老年期の終わり」という作品がある。
遠い未来、宇宙開発の最果ての末、人類は「種」としての「老年期」を迎え、ゆっくりと絶滅への道を歩み始めていた。
「未知」への渇望とそれに伴う冒険を止めてしまったとき、人類は種としての行く末を見失う。
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