自分は、「数学が向いてなくて、嫌いだ」と思っている。
でも、きっとそれは、よく知らないままに勝手に固定観念として定着してしまった錯覚なのだと思う。
数字が苦手だと言いながら、
観た映画の感動に対して点数をつけ、スポーツ選手の記録達成に一喜一憂し、特別な日までの日数を感じる。
詰まるところ、幸福で魅力に溢れた人生を生きていく中で、「数字」というものは切っても切り離せなくて、その根幹に大いに関わってくるものなのだと思う。
その「真理」に近づけば近づくほど、或いは近づこうと試みるほど、もっと人生は充実するのかもしれない。
そういうことを、「博士の愛した数式」という小説を読んで、思った。
博士の愛した数式 (新潮文庫) (2005/11/26) 小川 洋子 |
コメント