海堂尊の「ジェネラル・ルージュの凱旋」を文庫本で読んだ。
相変わらずの現役医師作家らしい大学病院内の細かい描写や人間模様がしっかりとベースにあるので、興味深くどんどん引き込まれる。
「チーム・バチスタの栄光」ほどのサスペンス性はなかったが、この作家だからこそ描けるリアルな緊迫感は物語のテーマ性以上にエンターテイメントを備えている。
映画も今公開されているが、前作「チーム・バチスタの栄光」の映画版が、非常に酷い内容だったので、観ていない。
堺雅人の演技は気になるので、DVDでは観ようとは思う。
が、予告編を見る限りでは、やはり前作同様、原作の持つ面白味を大きく損なっているように思う。
それにしても、最近益々、自分と同じ名前を聞くことが多い。
テレビから突然名前が聞こえてきて、ビクッとする。
ジェネラル・ルージュの凱旋 (2007/04/07) 海堂 尊 |
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