「美味いんだよな。困ったことに」
今年の米国アカデミー賞外国語映画部門を獲得した「おくりびと」で、
山崎努が、河豚の白子を食べながら言う台詞である。
生きるのであれば、食べなければならない。
そして、食べるのであれば、美味い方が良い。
どうやったって揺るがない事実として、
「生」は、「死」の上に成り立っている。
「生きる」ということは、常に「死」と触れ合っている状態なのかもしれない。
「生」があるから「死」があり、
「死」があるから「生」がある。
どちらが良いとか悪いとかではなく、それは決して切り離せないものなのだと思う。
確かに、良い映画だった。
おくりびと [DVD] (2009/03/18) 本木雅弘広末涼子 |
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