絶望と希望

絶望と希望

“自分の中の何かを表現するという類い”の生き方を本気で目指していた。

実は、まだそういうものを、諦めているわけではないのだけれど。

そういう意味で、映画や漫画や小説など、「表現物」が好きなのだと思う。

そんな中でも、自分の感受性により近いテーマや手法を、具現化している作品に触れると、

「あー、面白い」とつくづく思うと同時に、

「あー、悔しい」と思う。

こういうものを、自分で創造できたなら、素晴らしいのにと思う。

浅野いにおの最新短編集を読んで、改めてそういうことを思った。

ただ、「共感」することは、誰にもできるわけで。

世界中の人が理解できる手段で表現できるからこそ、「特別」なのだ。

その「現実」はさすがに分かる。

しかし、不器用に可能性を模索する「自分」があることも事実で、

それも同様に「現実」だと思う。

世界の終わりと夜明け前 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL) 世界の終わりと夜明け前 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
(2008/10)
浅野 いにお

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世界の至る所で夜は続く。
でも、どんな夜でも朝は来る。
鬱積と絶望、その果てにある一抹の光。


コメント

  1. tk より:

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    久々にコメント頂けると嬉しいものです。
    或る主婦も、或るボイラーも尊敬すべき面白い人間ですよ。
    そういう人達に囲まれているから、自分というものが、
    あると思います。

  2. えぬ より:

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    マツアミさんは色々アクティブで幅のある主婦だと思うけどねー。TKにしてもね。そうゆう人は羨ましいね。

  3. マツアミ より:

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    ただの主婦ですがなんとなくわかる。
    表現することは生きてる限りできるから、保守的にならないようにしたいと思います。知ることや感じることをやめた時に可能性はなくなるよね。私はだめだなー、人間に幅がない。

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