高橋尚子引退。
個人的に特にファンという訳ではない。
が、シドニー五輪で日本女子陸上競技初となる金メダルを獲得したアスリートの引退は、やはりビッグニュースだと思う。
今年の北京五輪で下馬評を覆して制したコンスタンティナ・トメスクは38歳。
高橋尚子の36歳ので引退は、早過ぎるということは決してないのだろうが、Qちゃんならもしかしたらという思いをどんな時でも感じさせる選手だけに、やはり残念だ。
また、北京五輪で金メダルを獲得した柔道の石井慧は、ついに総合格闘技への転向の意志を固めたようだ。
個人的な感情としては、やはり絶頂期、いやむしろこれから柔道家として更に進化する余地を大いに残したこのタイミングで、柔道をやめてしまうことには、失望感を禁じ得ない。
しかし、このままアマチュア選手として柔道界に残るメリットと、莫大な金銭を得られるであろうプロ格闘家へのメリットを比較した時、あまり選択の余地がないことも確かかもしれない。
詰まるところ、日本ではまだまだアマチュア選手の地位が低く、それが世界を制した金メダリストであても、現役を貫き続けることは非常に困難な状況であるということは否めない。
もっと、アマチュアであっても、プロフェッショナルであっても、国全体の社会体制として、スポーツ自体の存在価値を高めていって欲しいと思う。
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