悲願

女子ソフトボール日本代表、悲願の金メダル獲得。

いやあ、良かった。このオリンピックでの日本勢の金メダルで一番そう思える。

たぶんそれは、これまでの日本勢の金メダル獲得が、どれも「王者」としての立場からのもので、明らかに「挑戦者」としての金メダル獲得は、この女子ソフトボールが初めてだったからだと思う。

北島康介の二冠も、柔道勢も、女子レスリングにしても、前回王者として、お家芸としてのプライドによって勝ち取ったという印象が強い。

どちらが良いとか悪いとか、優劣があるわけではなくて、明らかな王者に対して真っ向挑戦して、勝ち取ったということに、他の金メダルにはない達成感を感じた。

王者アメリカには予選リーグでコールド負けしている。準決勝でも競り負けた。

単純に「3度目の正直」などではない。

シドニー五輪決勝、サヨナラ負けによりギリギリのところでこぼれ落ちた栄冠を、8年越しに掴みとった。

8年前の落胆は今もありありと覚えている。

しかし、あれがあったからこそ得られた最高の夜だと思う。

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