「絶望」や「恐怖」というものは、日常生活の中では見えにくくて、その存在そのものを、忘れてしまいがちである。
絶望や恐怖に覆い尽くされた時の人間の脆さ、儚さ、そしてその果てに見えてくる強さを描く漫画。
望月峯太郎の「ドラゴンヘッド」を、今更ながら全巻揃えてみた。
数年前に、古本屋かどこかで、全巻立ち読みしたことがあり、ストーリーの内容は既に知っていたのだけれど、ふと読み返したくなり、ネットで古本を全巻購入した。
独特の血の気のないキャラクター描写、サイズや字間などフォントの使い方によって台詞の緊迫感を生み出す手法、読み返してみて、改めて、なかなかにスゴイ漫画だと思う。
妻夫木くんとSAYAKAの映画も、渦巻く酷評ほどは嫌いではなかった。
ドラゴンヘッド (1) (ヤンマガKCスペシャル (519)) (1995/03) 望月 峯太郎 |
ドラゴンヘッド (2006/06/23) 妻夫木聡 |
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