マイ・ブームのひとつ“よしながふみ”の「大奥」を読んだ。
またもや、凄い。
2年くらい前から書店に並んでいるのは見ていたが、「どうせ、近頃の“大奥ブーム”に乗っかったマンガだろう」くらいにしか考えていなかった。(まあそのころはよしながふみ自体知らなかったのだけれど)
「もし大奥が女の園ではなく、男の園だったら」という発想から端を発し、描き出されるパラレルワールドで江戸幕府の「真相」が紡ぎ出される。
時に生々しく、時に泥々しく、紡がれる男女の悲哀を核心に捉えつつ、新解釈の江戸幕府における大奥の大河絵巻が繰り広げられ、惹き込まれずはいられない。
これは本物だ。
大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301)) (2005/09/29) よしなが ふみ |
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