休日合間の月曜日。休み明けだけど、休前日という”あやふやさ”。嫌いではない。
営業中の夕方前から飲みたくなって、友達を誘って二人で飲むことにした。
たまには、仕事帰りに街で飲むのも悪くはない。
途中、別の友達も一人加わって、なんやかんやと笑い合う。
酔っ払った帰りに、腹が減るのは「何故だろう?」と思う。
基本的に何かを食べていないと酒が進まない体質なので、酒の量と比例してそれなりに食べているはずである。
それでも無性に何か食べたくなる。それこそ、アルコールの弊害だと思う。
「メタボリックまっしぐらだ」という自制の念も聞かず、台所を物色する。
夕飯の残りでもあるかと踏んでいたのだが、見事に何も無く、ご飯も炊けていない。
何にもないので、仕方なく「パプリカと小海老」という謎のレトルトスープを飲むことにした。
小鍋で温め始めた頃、戸棚の中にインスタントラーメンを見つける。
飲んだ後のラーメンは最高。でも謎のスープもすでに煮立ち始めている。
ほんの少し思案した挙げ句、謎のスープの中にラーメンを放り込んだ。
そもそも酔っぱらいなのでまともな思考ではない。
さらにそこに、ラーメンの粉末スープと、インスタントのみそ汁の具材のみ(豆腐とわかめ)、そして卵を落とし込み、ぐつぐつと煮込んでみた。
3分……。
パプリカの赤いスープが印象的な“謎のラーメン”が出来上がった。
見た目は食欲をそそり、悪くない。
おそるおそる食べてみる。
「ウマイ!」
酸味のあるパプリカのスープがインスタントラーメンの乾麺にからみ、絶妙にボイルされた卵、豆腐にわかめと具材も豊富で、意外に美味しかった。
満足感に包まれながら、「ひとりごと」を書きかけて眠っていた。
あー、フトル……。
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