昨夜は取引先主催の懇親会(忘年会)に出席した後、中学時代の友達と誕生日祝いを兼ねて近所の居酒屋で飲み始めた。
その時刻は、21:00。
誕生日を祝ってくれるのは嬉しかったが、今日だけはセーブして飲んで早々帰宅する“つもり”だった。
なぜなら、その12時間後には10kmマラソンのスタートをきらなければならなかったからだ。
社長に半強制的に参加申し込みをさせられたのはもう一ヶ月以上も前になるだろうか。
10kmなんて走ったこともねーよと思いつつも、まあなんとかなるんじゃないかという見通しの甘さが今となっては恨めしい。
結論から言うと、僕にはお酒をセーブして飲むということは不可能だと知る。
セーブして飲もうなんて意識は、もう2杯目のビールを飲み終える頃には消え失せていた。
結局、まるっきり“いつも”と同じように閉店時間まで飲み続け、帰宅したのは2:30……。
ほんとに止せばいいのに、例によって朦朧とする意識の中でカップ麺をすすって、眠りに落ちたのは3:00をまわった頃だった。
4時間半後に目覚め、受付開始時刻が過ぎていることに焦りながら、開催会場(松山中央公園)へ向かう。
当然の如く二日酔い。睡眠不足も加味され、その時点で完全にフラフラの状態だった。
そんな状態であるにも関わらず、まだ「なんとかなるだろう」と楽観的な感覚が抜けなかったのは、まだ酔っ払っていたのではないかと思う。
が、その楽観視は、スタート30秒で無惨に残酷にくだけ散る。
何百人というランナーが一斉に走り出し、グランドを周回してから土手沿いのコースへ出て行く。
グランドを出たところで、「あ、やばい」と思った。
なんとその時点で既に息が上がり始めていた……。
長い距離を「走る」なんて行為を10年近く一切していないという絶対的な「運動不足」。
今週はなんやかんやと忙しく満足に睡眠が取れておらず、昨夜も(というか今朝)4時間余りしか寝ていないという「睡眠不足」。
そして極めつけは、フツーに大酒をくらった後の恒例の「二日酔い」。
「運動不足」+「睡眠不足」+「二日酔い」→10kmマラソン……。
己のことながら、呆れ返ってしまう程に「阿呆じゃなかろうか」ということを、実際に走り始めてから認識するということに、輪をかけて「阿呆じゃなかろうか」と思った。
残ったのは、地獄のような10km……。
そもそもコースもろくに知らずにスタートしたものだから、その長さは殊更に果てしない。
どこで折り返すかも分からない土手沿いのコースを延々と走り……いやもうほとんど“歩み続けた”という方が正しい。
二日酔いからくる水分不足で汗が出ず、気持ちの悪さだけが益々深まっていく。
もう「棄権」するしかないと本気で考えたが、それでもやっぱり何事にも「終わり」はある。
スタートから1時間15分後、ゴール……。
「走る」という運動による苦しみを耐えたというよりも、単純に激しい体調の悪さに耐えた1時間15分だった。
3連休の初日、晴れ渡った冬空の勤労感謝の日に良い経験ができたとは思う。
運動はやはり日頃からしなければならない。
そして、二日酔いの時は走ってはならない……。
Unknown
昨日の新聞くらいに、その記事載っておりました
写真に写っているかと思ったけれど、グロッキーな感じの人はいなかった
似た感じの人はおったかも~
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