涼しいところで、

まるで大手出版社がこぞって打ち出す恒例のフェアに、まんまとハマっているようで嫌になるが、夏になると小説が読みたくなる。

元々、どちらかと言えば読書家だし、年間通して小説は読むのだけれど、暑くなってくると益々活字に触れ、創作の世界に浸りたくなる。

暑くて心身ともにばて気味な自分を、創造の世界へ放り込んでしまいたくなるのだと思う。

そういう意図であれば、“いつも”のように映画を観ればいいじゃないかとも思うが、そのニュアンスは微妙に違う。

夏の激しさと、一寸の静寂の狭間に身を置き、何かを自分の中に注ぎ込もうとする時、しっくりくるのは「映像」ではなく「文体」なのだ。

そんなわけで先日は前々から気になっていた医療ミステリー「チーム・バチスタの栄光」を二日で読んで、今は買いためたまま読んでいなかった“よしもとばなな”の小説を読んでいる。

そして昨夜は寝床で、某古本屋チェーンのショッピングサイトから小説を5冊買った。(5冊も買ったのに計\1,523!安い☆)

夏は大好き。暑いのは結構。でも外にはいられない。涼しいところで小説を読むのが良い。

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