曇る海の日

海の日。曇り空。

3連休の最終日だったが、特に予定もなく。

別に行きたい気分というわけでもなかったのだが、やはりここはということで海へ行くことにした。

曇り空の下に広がる海は、夏らしいということもなく、穏やかだった。

所々に家族連れは見られたが、閑散としていた。

考えてみれば、7月のこの頃合は大体の場合、まだ梅雨明け前だ。

海へ行こうとする人もまだ少ない。

なのに、なぜ「海の日」はこのタイミングなのだろう。

もっと夏真っ盛りの時なら良いのに。

夕方が近づいてくると、さらに天気は崩れてゆき、大雨になった。

まあ雨は嫌いじゃないから、いいのだけれど。

蝉は鳴き始めたが、まだ夏の“気配”は感じられない。

なんとなく、明日は晴れればいいな。と、思う。



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