曖昧検問

昨夜、家族と街で飲んだ後の帰路、「検問」に引っ掛かった。飲酒運転の検問である。

遠目で10人弱の制服姿の男たちがわらわらと車道にいるので、何事かと思った。

無論、運転手の妹は飲んでいなかったので、何も心配は無かったのだが、個人的には「検問」自体が初めてだったので、少しワクワクした。酔っていたし。

よくテレビなどで見かけるアルコール測定値(息を吹き込むやつ)で検査されるのだろうと思ったわけだ。

が、10人弱の警察官らに停車を促され、駆け寄ってきた中年の警察官が放った言葉は……。

「息を嗅がせてください」

ただそれだけ。

測定器など誰も持っておらず、“息を嗅いでアルコールの有無を確認する”というただそれだけだった。

思わず家族揃って「それだけか!」と笑ってしまった。

仰々しく人員を揃えて、あの曖昧な対応はいかがなものか。

そりゃ(臭いを嗅いで)アルコール反応があった場合や、(臭いを嗅ぐという)測定を拒否した場合のことを考えてのことなのだろうが、それにしてももう少し“気合”を入れた対応をしてほしいもの。

妹からすれば、警察官とはいえ中年のおっさんに食事後の息を嗅がれただけである。

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