垢すり

正月気分が抜けぬまま突入した三連休初日。

会社の行事的な意味合いで、遥々「金刀比羅宮」まで初詣にかり出された。

うちの会社の社長はつくづくこういうことが好きなようだ。

まあ仏閣関係を見ることは嫌いではないので、べつにいいが。

とにもかくにも、出勤日と同じ時刻に起き、先々月の社員旅行の時と同様社長の車でこんぴらさんへ向かった。その時刻、午前8時過ぎ。

そして午後1時、松山市内の某温泉施設の露天風呂に社員揃って浸かっていた。

香川県善通寺まで2時間弱高速をとばし、1000段余りの石段を登り、さっさと参拝を済ませ、また1000段余りの石段を下り、再び2時間弱高速をとばして帰ってきたわけだ。

信心深いのだか、どこか軽薄。良い部分でも悪い部分でもあるが、会社の性質が表れている。

まあ、それは僕自身の性質とも似通っていなくもないので、べつにいいが。

そんなわけで、昼過ぎの段階ですでに松山に帰ってきた一行は、新年会も兼ねて某温泉施設で午後を過ごしたというわけだ。

特に何があったというわけでもないが、生まれて初めて“アカすり”というものを体験した。韓国式である。

浴場の一角にある一室で、半裸状態で韓国人のおばちゃんに問答無用でアカをすられるという状況が、アルコールも入っていたせいかなんだかとても愉快に思えた。

話には聞いていたが、人間擦ればいくらでもアカは出るもので、全身のそれをすり落とすという行為はやはり気持ちよかった。

できる事なら、内面的にも蓄積されたアカをすり落としたいものだが。

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