誰も知らない

映画「花よりもなほ」を観た。

年が明けてほぼ半年、今年初の最高点

先日「ダ・ヴィンチ・コード」を観た時も感じたことだけれど、こういういわゆる「歴史モノ」を観た時に最近よく思う。

「結局、事実は誰にも分からない」ということを。

「歴史的事実」の“真相”や“真理”なんてどうやったって誰も分かるはずがない。すべてにおいて、「伝え聞いたコト」である以上100%の信憑性を持つものなんてあるわけがない。それが個々人の考え方や心情的なものであるなら尚更だ。

だから、ただ一つの通説や、一般的に“事実”とされているものだけで、過去のことを把握した気でいることは、間違っているし、危険だと思う。

だから何が言いたいのか?というと、どうせ完璧に分からないんだから知る必要もないということではもちろんなくて、一つの出来事に対して常に多面的な視点と考え方を持たなければならないなと思う。

そうした上で、どの「情報」を信じるかは個人の自由なので、好きにすればいい。

ただ、一つの側面のみで物事を判断するのは、自分自身に対しすごく危険だなと。

そしてそれは、過去の出来事に対してだけでなく、現状で起こっていることに対しても同様だと思う。


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